甘酸っぱくて忘れられない、高校生の初恋エピソードへようこそ
高校生の初恋って、どうしてあんなに心が揺れるんやろね。
些細なエピソードでも胸がキュッてなったり、たった一言で眠れんくなる夜もあったり…。
初めての恋に戸惑って、でもその分だけ真剣で、全部がキラキラしとった。
この記事では、そんな高校生の初恋エピソードを5つ紹介するよ。
甘酸っぱくて、ちょっぴり切なくて、それでも宝物みたいな思い出がぎゅっと詰まっとる。
あなたの青春の1ページと重なるものが見つかるかもしれんね。
「これ、めっちゃわかる…!」って共感してくれたらうれしいな。
【初恋】高校生の恋愛エピソード1
風の強い帰り道、駅のベンチで
高校の帰り道、毎日同じ電車に乗っとる男子がおった。
制服の着崩し方とか、カバンの持ち方とかで、うちと同じ学校ってすぐ分かる存在。
でも、名前も学年も知らん。ただの「よく見かける人」。
そんな彼と、ある日駅のベンチで偶然隣に座ったんよね。
風がめっちゃ強くて、髪がバッサバッサ顔にかかって。
そしたら、彼がぽそっと、
「今日、風強いね」って。
それだけのことやのに、なんか知らんけど、胸がギュッてなった。
わたし、びっくりして
「う、うん。めっちゃ髪バサバサなるよね…」って答えたけど、
たぶん声ちょっと震えとったと思う。恥ずかしいけど、それも全部ふくめて覚えとる。
その日から、毎日駅で彼を探すようになった。
ちょっと遠くに姿見えただけでホッとしたり、
電車の中で目が合っただけで、心の中で小さくガッツポーズしとったり。
知らんうちに、日常が彼で色づき始めとったんやろうな。
でも、ある日。
彼が別の女子と笑いながら話しとるのを見てしまった。
別に付き合っとるわけでもない、話したのも一回だけ。
なのに、胸がチクリと痛くて、自分でもびっくりした。
なんやろ。片思いって、勝手に始まって、勝手に傷つくんやなって思った。
その恋は、それ以上進むこともなく、いつの間にか終わった。
でも、あの「今日、風強いね」の一言は、今もちゃんと残っとる。
わたしにとっては、それが初恋やったんよ。
【初恋】高校生の恋愛エピソード2
放課後の補習で、ちょっとバカそうな彼に恋をした。
数学のテストが大事故すぎて、まさかの補習メンバー入りになった2学期のわたし。
放課後、みんなが下校して静かになった教室に呼び出されるの、ほんまに憂鬱やった
しかも、一緒に補習になっとるのが、クラスでもちょっとおちゃらけキャラで「バカそう」って思われとる男子。
話したこと、たぶん一回もない。
正直、「うわ、よりによってこの人か…」って感じやった。
でも、最初の補習の日。
彼が「はい、プリント」って差し出してくれたその紙の端っこに、
めっちゃくだらん顔の落書きが描いてあって。思わず、ぷっ…て笑ってしもたん。
「お、ウケた?俺の自信作なんやけど」
って、小声でニヤッてしてくる彼。
…え、なにこれ、ちょっとかわいいんやけど。
それからも、先生の説明が難しいときに「なあ、これって何の話?」ってこっそり聞いてきたり、
私のノートをチラ見して、「字、めっちゃきれいじゃん」って褒めてくれたり。
最初はどうでもよかった存在やったはずなのに、
なんか、少しずつ気になっていく自分がおった。
ある日、わたしが眠そうにしとったとき、
「寝不足か?無理すんなよ。寝てもバレんって」って、笑いながらささやいてきて。
なんでそんな優しいこと言うん…。
胸がキュッてなったん、たぶんその瞬間やった。
補習っていう、はじまりは最悪な時間が、
彼のおかげでちょっと楽しみに変わっとった。
気づけば、放課後の補習がわたしの中で特別な時間になってたし、
彼の一言一言に、心がいちいち揺れとった。
でも、テストが終わって補習がなくなったら、自然と話すことも減って。
また“クラスの男子”に戻っていった彼を、わたしはちょっと寂しい気持ちで見てた。
たぶん、彼はわたしの気持ちなんて、なーんにも気づいてなかったと思う。
でもわたしにとっては、あのバカっぽい落書きから始まった時間が、
初めて「好き」って感情を知った、大事な恋の記憶なんよ。
【初恋】高校生の恋愛エピソード3
文化祭準備で、あの人と。
高校の文化祭準備。
貼り出された班分けの紙を見たとき、最初は「えー、あんま喋ったことない人ばっか…」ってちょっと憂鬱やった。
その中に、名前は知っとるけど話したことない男子がおって。
髪もちょっとぼさっとしとるし、静かなタイプやと思っとったんに、
「じゃあ、俺がスライドやるね」ってサラッと言ったとき、びっくりした。
低くて落ち着いた声が、大人っぽくて、なんか惹かれた。
準備の日々は、意外と忙しくて。
放課後の教室で、二人きりで作業する日もあって。
沈黙が続くたびに、心臓の音がうるさいくらい響いとった。
話したいのに、目もまともに見れん。
でも、たまに彼が笑ったり、「これでいいかな?」って聞いてくれたりするたび、
少しずつ距離が縮まってる気がして、うれしかった。
本番の日、スライドも無事に完成して、発表も成功。
帰り際、「ありがとう。すごく助かった」って言ってくれて。
その言葉だけで、一気に報われた気がした。
胸がジーンとして、泣きそうになったのは内緒。
でもイベントが終わったあと、彼とはまた普通の距離に戻って。
廊下ですれ違っても、会釈するくらい。
話すきっかけも、もうなかった。
短い時間やったけど、
あの放課後の教室での沈黙も、ふと笑い合った瞬間も、
全部、わたしの初恋のワンシーンになっとる。
【初恋】高校生の恋愛エピソード4
図書室の向かい、静かな恋のはじまり
高校に入って、最初の数週間。
新しい制服、新しいクラス、新しい友だち。
周りはどんどん打ち解けていくのに、私はなぜか、その輪の中にうまく入れんかった。
笑顔がぎこちなくて、話しかけようとしても言葉が出てこんくて。
昼休みの教室が居心地悪くて、気づけば毎日のように図書室へ足を運ぶようになったんよね。
「本が好きなんです」って顔して、ほんとはただ静かな場所に逃げとっただけ。
誰にも話しかけられんくていい空間。
カーテン越しの光と、かすかにページをめくる音だけが聞こえる場所。
あの頃のわたしには、それがすごく落ち着いた。
最初に彼に気づいたのは、何回目の昼休み。
いつも同じ時間、同じテーブル。
私の向かいに座って、静かに文庫本を読んどる男子。
黒縁メガネで、クラスでもあまり目立たんタイプやったと思う。
でも、なんかその空気が心地よかったんよね。
誰かといるのに、無理して話さなくていいっていう、あの安心感。
ふと目が合ったとき、びっくりするくらい心臓が跳ねた。
こっち見とる?それとも偶然?って、ページは全然進まんのに、視線だけ気になって仕方なかった。
だんだん、彼が図書室に来るかどうかが、毎日の楽しみになってるわたし。
ある日、彼が私の読んどった本をちらっと見て、
小声で「それ、俺も好き。ラストちょっと泣けるよね」って。
まさか話しかけてくると思ってなくて、顔から火が出そうなくらい恥ずかしかったけど、
それ以上にうれしかった。
その瞬間、「あ、これって好きなんかも」って、ふわっと胸が熱くなったんだよね。
でも、その気持ちは長くは続かんかった。
数日後、
彼が図書室に入ってきた。
だけど、今日は一人じゃなかった。
隣には、同じクラスの明るい女子。
二人で並んで座って、笑いながら何か話してた。
その姿見たとき、自分の居場所が消えた気がした。
何も言ってないし、何も始まってなかったけど、
でも、わたしの中では確かに始まっとった。
小さな期待と、一方的なトキメキ。
全部、図書室に置いてきた。
それ以来、私は図書室に行けんくなった。
静かすぎるあの場所に、心が耐えられんかったから。
あれが、わたしの初恋。
始まりも終わりも、言葉にする前に終わってしまった恋やったけど。
【初恋】高校生の恋愛エピソード5
朝の通学路にいた、ちょっとだけ気になる人
毎朝、駅から学校までの道で、いつもすれ違う男子がいた。
特別かっこいいとかじゃないけど、
イヤホンしながら、いつも同じコンビニの袋持って歩いてて。
その“毎朝見かける”感じが、だんだん気になる存在になってった。
「今日はおらんかったな」って日は、なんか朝からテンション下がるし、
「あ、いた」って見つけると、ちょっと嬉しい。
それだけで一日がちょっとマシになる、そんな存在やった。
ある日、駅で目が合ったとき、
なんかやけにドキドキして。
それから毎日、ちょっとだけ気になって、駅で見かけるたびに心が跳ねるようになった。
でも、冬休み明けからぱったり見かけんくなって。
たぶん通学ルートが変わっただけなんやろうけど、
その理由がわからん分、余計にぽっかり穴が空いたような気がした。
話したこともなければ、名前すら知らん。
恋愛って呼んでいいのかわからんくらい、ちっちゃな存在。
でも、わたしにとっては、毎日が少し楽しくなった理由やったんよね。
今でもふと朝の電車で、あの人と似た後ろ姿を見かけると、
ちょっとだけ胸がざわつく。
それが、わたしの高校時代の初恋やったんかもしれん。
高校生の初恋は、青春そのものやった
高校生の初恋って、短くても一生忘れられん思い出になるよね。
席替え、通学路、教室の中、ちょっとした笑顔や声…。
日常のすべてがエピソードに変わって、キラキラした青春の景色として残っとる。
「これって恋やったんかも」って、今になって思う瞬間があるって人も多いはず。
もし今でも、ふと思い出す人が心のどこかにおるなら、
それはあなただけの大切な高校生の初恋の思い出やね。
この恋愛エピソードたちが、あなたの青春の記憶とつながって、
「自分だけじゃなかったんやな〜」って感じてもらえたらうれしいな。
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