高校生の卒業恋愛体験談:別れと新たな始まりを迎える決断の瞬間5選

「卒業」と「別れ」は、高校生の恋にとって避けられない壁やった。

高校生活の終わりに近づくにつれて、恋愛もどこか切なくなる。
「このまま付き合ってていいんかな…」
「進学したら、遠距離やし…」
楽しかった毎日が、急に“期限付き”に見えてくる瞬間って、あるよね。

今回の記事では、高校生の卒業恋愛にまつわるリアルな体験談を紹介するよ。
卒業式の日、別れの決断、遠距離へのチャレンジ、言えなかった想い――
涙も笑顔もつまった、**「高校生」「卒業」「恋愛」**のエピソードを、ぎゅっと詰め込んだ。

卒業アルバムに写るあの人を見て、胸がギュッとなる人。
今まさに、進路の違いで悩んでる人。
そんなあなたに、ちょっと寄り添える内容になっとるはずやよ。


【卒業・別れ】高校生の恋愛体験談1

春から東京行くって、なんで今言うんよ

正直、最近ちょっといい感じやったと思う。
文化祭が終わってから、クラスでもよく話すようになって。
部活帰りに偶然一緒になった日なんか、コンビニ前で気づけば一時間以上も立ち話しとった。

LINEも前より続くようになって、
「なんか、これってもしかして…?」って、
ほんの少しだけ、期待しとった。

…なのに。

卒業式の10日前。
帰りのHRのあと、荷物を片付けながら、
「あ、そういえば。俺、春から東京行くんやよね」って、
まるで天気の話でもするみたいに、あいつはサラッと言った。

え?
って思ったけど、咄嗟に「すごいやん!夢に向かって頑張って!」って笑った私がいた。

ほんとは、心の中めちゃくちゃやったくせに。
そんなん、もっと早く言ってよ――
てか、なんで今なん…

それから卒業式までは、またただの“クラスメイト”みたいな距離感に戻ってしまった。

告白なんて、もうできる空気じゃなかった。
LINEもなんとなく減っていって、結局「がんばってね」って笑って送り出すしかできんかった。

あのとき、もし少しでも
「寂しいよ」って言えてたら――
「好きかも」って言えたら――
なにか、変わってたんかな。

…今でも、ふとあの数日を思い出すと、
胸の奥が、きゅーってなる。

ちゃんと気持ちを伝えることもできずに終わった、あの卒業前の数日。
それが、私にとっての“青春”やったんやと思う。


【卒業・別れ】高校生の恋愛体験談2

卒業の日、最後の別れの瞬間に気づいた“恋”の気持ち

別に、特別仲が良かったわけじゃない。
同じクラスで、たまにふざけて話すくらい。
プリントを忘れたら、「ほらよ」って無言で貸してくれる、そんな距離感だった。

だから、「恋」とか、そういうんとは違うと思ってた。
――卒業式の日までは。

式の途中、前の席であいつがそっと涙をぬぐうのを見て、
なぜか胸の奥が、ぎゅっと締めつけられた。

卒業式が終わって、みんなで写真撮って、はしゃいで。
でも、ふと気づいたら、あいつの姿が見えなくなってて。
探してるわけじゃないのに、つい、目で追ってる自分がいた。

帰り際、教室を出るとき、いつもより静かで、
「もう会えないかもな」って、唐突に実感した。

その瞬間、なにかがふっと終わった気がした。
何が、って聞かれても上手く言えないけど――
たぶん、「恋」だったのかもしれない。

恋って、好きだって気づくより前に終わることもあるんだなって、
あのとき初めて知った。

たったそれだけの話。
でも、たぶん一生、忘れないと思う。


【卒業・別れ】高校生の恋愛体験談3

卒業式、静かな場所で待っていた答え、最後に選んでくれたのは

卒業式が終わって、教室も廊下もにぎやかで。

あの人のまわりには、ずっと人が集まっていた。
友達に囲まれて、写真を撮って、笑ってて。
「やっぱ人気者やなあ」って、少し遠くに感じた。

私は、そばに行く勇気も出なくて、
言葉も交わせないまま、ただ少し離れた場所からその光景を見ていた。

――もう、今日で終わり。
「このまま、なにも言えずに終わるんだろうな」
そう思いながら、教室をそっと出た。

下駄箱へ向かう人たちとは逆のほうに歩いて、静かな場所で、ひと息つきたくて。
あのにぎやかな空間から、少しだけ離れたくて。
気づけば、スマホを取り出して、ストーリーに写真をあげていた。
何気ない一枚――静かな景色と、心の中の整理みたいなもの。

「……やっぱり、いた」
背中越しに聞こえた声に、思わず振り返ると、あの人が立っていた。

少し息を切らしていて、
「教室戻ったらいなくてさ、探した。ストーリー見たら、もしかしてって思って」

そう言って見せてきたスマホの画面には、わたしが上げた校舎裏の写真。
あんな何気ない投稿に気づいて、わざわざ来てくれたことがうれしくて、思わず笑ってしまった。

「みんなと写真とか終わったし、よかったら……最後に一緒に帰らない?」

その言葉が、静かに、でも確かに胸に響いた。

ただの偶然だったのかもしれない。
でも、わたしは“偶然”じゃなかったと信じてる。
たくさんの人に囲まれていたあの人が、最後に“わたし”を探してくれたこと。

帰り道、ふいに彼が話しはじめた。
少し照れたような顔で、でもまっすぐな声で。

その言葉に、胸がぎゅっとなった。静かに受け取った、“気持ち”。

きっと、あのときの言葉が――あの人なりの、“気持ち”だったんだと思う。

あの日の帰り道の空気と、
静かに胸に届いた、あたたかい言葉。
彼の横顔と、
ほんの少しだけ変わった、わたしたちの世界――


【卒業・別れ】高校生の恋愛体験談4

卒業旅行で告白した、遅すぎた初恋

卒業式が終わって、もう高校生じゃなくなったんだなぁって、少しさみしい気持ちを抱えながら、仲良しグループで卒業旅行に出かけた。

あいつもおって、みんなで遊んで笑って――その中でふと思ったんよ。

「わたし、ずっと前から好きだったんだ」って。

体育祭で一緒に走って、
文化祭で準備して、
休み時間にくだらん話して笑って、
3年間の思い出がよみがえってくるたびに、気づかんうちに大切な存在になっとったって思った。

夜、コンビニから帰る途中、勇気ふりしぼって言ったんよ。
「好き。…ずっと前から好きやった」って。

あいつ、びっくりして固まったあと、ちょっとだけ照れた顔して言ってくれた。
「もっと早く言ってほしかったけど…それでも嬉しい。俺も、好きだった」

ほんとはうれしすぎて泣きそうやった。
でも、4月からはお互い別々の道。わたしは地元に残るし、あいつは関東の大学。
それでも、あいつは笑顔で言ったんよ。

「遠距離でもさ、頑張ってみよっか」

そのひとことで、また笑えたけど、心の中では不安もあった。
遠距離って、簡単じゃない。会いたいときに会えないし、いろんな心配もあるけど…
それでも、あいつとなら乗り越えられるんじゃないかって、少しだけ希望を持てた。

高校生の恋愛って、タイミングも大事やけど、素直な気持ちを伝えることのほうが、ずっと大事なんだなって思った。

それに、これから先、どんなに離れてても、あの言葉だけはきっと忘れんよ。
あの日の帰り道、あの言葉をもらえたこと、そして、ちゃんと伝えられたこと――
どんなに離れても、それだけは変わらないって、そう思えたんだ。


【卒業・別れ】高校生の恋愛体験談5

高校生カップルの卒業と遠距離恋愛のはじまり、そして終わり

「離れても大丈夫やって」

卒業式の日、あいつはそう言って笑った。
地元と東京、電車も飛行機もあって、会おうと思えば会えるし、連絡だって、毎日できるんやし――って。

わたしも「うん」って笑った。ほんとはめっちゃ不安やったけど、好きな気持ちにウソはなかったし、信じたかった。

最初のうちは、ほんまにうまくいっとったんよ。
夜には電話して、おやすみって言って、LINEもくだらんスタンプとかでずっと続いてて、
「あ、遠距離でもいけるやん!」って思っとった。

でも、春から少しずつ変わってった。

大学の課題とか、新しいバイトとか、新しい友達とか。
あいつの話に、わたしの知らん名前が増えてって、返信もだんだん遅くなって――

疲れてるし電話もしんどいって言われて、
「また今度にしよ」って言われた「今度」は、結局こなかった。

わたしも新生活でバタバタしとったけど、どっかで「頑張らなきゃ」「ちゃんと続けなきゃ」って、ずっと無理しとったんかもしれん。

今、卒業式の写真を見返すたび、
制服のまま肩を寄せ合って笑ってる自分たちが、まぶしすぎてつらくなる。

「大丈夫」って言ったのに。

「大丈夫」って、信じとったのに。

春って、やっぱり別れの季節なんやなって思う。


まとめ:高校生の卒業恋愛は、切なさと成長が詰まった“最後の青春”

卒業って、うれしいようでさみしい節目やね。
特に恋愛は、「この先どうなるんやろ」って不安がいっぱい。
でも、別れも遠距離も、すべてが“本気で好きやった証拠”やと思うんよ。

今回の体験談たちは、どれも高校生ならではの卒業恋愛ばかりやった。
後悔もあるけど、それ以上に心に残るエピソードばっかり。
思い出すだけで、泣きそうになるような春の記憶って、きっと誰にでもあるはずや。

もし今、同じような状況におる人がいたら――
ちゃんと気持ち、伝えてみてほしい。
それが、数年後の自分を救ってくれる日が来るかもしれんよ。

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