高校生の恋愛体験談:嫉妬と束縛がすれ違いを生む瞬間
恋愛って、楽しいことばっかりじゃなくて、時には心がギュッとなるような瞬間もあるよね。
とくに高校生の恋愛って、まだ不器用なぶん、ちょっとしたことで嫉妬したり、相手を縛ってしまったり…。それが原因でケンカになったり、モヤモヤした気持ちを抱えたまま学校に行ったり…。
そんな「高校生ならではの嫉妬や束縛」って、誰もが一度は経験したことあるんじゃないかな?
たとえば、男友達と喋っただけで彼が不機嫌になったり、LINEの返信が遅いだけで不安になったり。
その一つひとつが、大人になってからじゃ考えられんくらい大きな出来事だったりするんよね。
今回は、そんな高校生の恋愛で起こった「嫉妬と束縛」にまつわるリアルな体験談を5つ紹介するよ。
共感したり、「これ、うちもあったわ〜!」って思ったりしながら、
甘酸っぱくてちょっと切ない恋のかけらを味わってみてね。
【嫉妬・束縛】高校生の恋愛エピソード1
ただ男友達と話しただけなのに…高校生の恋って、こんなにも不安定
放課後、クラスの男友達とちょっとだけ話してたんだ。
部活のことでちょっと盛り上がっただけで、ほんとに何も深い意味なんてなくて。
ただの友達同士の他愛ない会話。そう思ってた。
でも、ちょうどそのとき。
彼氏が少し離れたところを通りかかって、ちらっとこっちを見たのがわかった。
目が合ったわけじゃないけど、なんとなく気づいてた。
でもその場では何も言われなかったし、普通にバイバイして家に帰った。
その日の夜、「さっきありがとね〜」って感じで軽くLINEしたら、まさかの既読スルー。
「ん?なにかあったかな…?」って思いながら、待っても待っても返事は来なくて。
次の日、学校で顔を合わせても、目も合わない。
近づいて話しかけても、そっけなくて。
休み時間に勇気出して「なんかあった…?」って聞いたら、彼が小さい声で言った。
「ごめん…俺の前で、他の男と楽しそうに話されるの、ちょっと無理かも」
その一言が、すごく刺さった。
「え…そんなふうに思ってたの?」って驚きとショックと、少しの申し訳なさで、心がぐちゃぐちゃになった。
だって、ただ話しただけなのに。
それがそんなに嫌だったの?って思ったし、でも「彼の前で無意識にやってた自分」にも反省した。
きっと彼は、不安になったんだと思う。
“自分以外の男と笑って話してる彼女”を見て、心がザワついて、嫉妬して、悲しくなって。
でもそれをうまく言えなくて、無視するしかなかったんだよね。
当時の私は「え、重っ…」って思った。
「それくらいで怒られるの?」ってイライラもした。
でも今振り返ると、あのときの彼はそれだけ本気だったんだと思う。
ほんの少しのことが、ものすごく大きな出来事に感じて、すれ違いや嫉妬や、束縛みたいな感情に飲み込まれてしまう。
それが、高校生の恋愛なのかもしれない。
あのときは不器用だったなぁって思うけど、「それだけ大事に思ってくれてたんだな」って、今は少しだけ、優しい気持ちで思い出せる。
【嫉妬・束縛】高校生の恋愛エピソード2
LINEの返信が遅れただけで…疑われた、あの夜のこと
ちょうど高2の期末テスト前で、部屋にこもってひたすら勉強してた日のこと。
スマホは机の端に置いてたけど、集中したくて通知はオフ。
SNSもLINEも見ずに、ただひたすらノートとにらめっこしてた。
しばらくして、ふと手を伸ばしてスマホを見たら、彼からLINEが来てた。
時間を見ると、1時間くらい前。
うわっ、…全然気づかなかった!!って思って、急いで
「ごめん、ずっと勉強してた〜」って返信した。
そのときは、それで終わると思ってたんだ。
でも返ってきたのは、思ってもみなかったひと言。
「ほんとは他の人とLINEしてたんじゃないの?」
一瞬、頭が真っ白になった。
「え…なんでそんなこと言うの?」って、本気で戸惑った。
たった1時間返信が遅れただけで、疑われるなんて思ってもなくて、
驚きとショックで、胸がズンと重くなった。
「ほんとに、ずっと勉強してただけだよ」
「通知も切ってたし、スマホも触ってなかった」
立て続けにLINEを送って、何度も説明したけど、彼の中の不安はなかなか消えなくて。
わたしの言葉をちゃんと信じてくれないことに、だんだん悲しさが込み上げてきた。
何もしてないのに、なんで疑われなきゃいけないの…?って、悔しくて、ちょっと涙が出そうになった。
でも、それでも彼のことが大好きだった。
疑われたことよりも、「この関係を壊したくない」って気持ちのほうがずっと強くて。
だから、何度も説明して、ちゃんと伝わるように話した。
なんとかその夜は落ち着いたけど、心の中にはモヤモヤがずっと残ってた。
今振り返ると、高校生の恋愛って、ほんとに繊細だったなって思う。
ほんの少しの返信の遅れ。
それだけで「浮気かも」「他の人と?」って疑心暗鬼になる。
でも、それって裏を返せば、それだけ相手のことが大切で、不安になるほど強く想ってたってことなんだよね。
あのときのわたしたちは、お互いにちょっと余裕がなくて、「信じる」っていうことの難しさに、まだ気づけてなかったんだと思う。
ほんの小さなすれ違いが、心をぐらぐら揺らす。
それが、高校生の恋のリアルだった。
そして結局、わたしたちは長くは続かなかった。
あの夜みたいに、信じてほしいだけだったのに、
彼はずっと「疑うこと」で自分を守ってた気がする。
大好きだったけど、信じ合えない恋は、やっぱり続かないんだなって、あのとき気づいたんだ。
【嫉妬・束縛】高校生の恋愛エピソード3
SNSを開くのが怖くなるなんて、思ってなかった。
文化祭の準備で教室がバタバタしてた放課後――
その何気ない一瞬を、私はストーリーにサラッとアップした。
「青春って感じ〜!」くらいの軽い気持ちだったのに、その投稿を見た彼から、すぐにLINEが飛んできた。
「この男、誰?」
「なんでそんなに楽しそうなん?」
「仲良いん?俺のこと隠してるとかじゃないよね?」
びっくりして見返したら、確かにクラスの男子が1人、ちらっと映ってた。
でもその子、ほとんど話したこともないくらいの存在で。
マジでただの「映り込み」やってん。
それを必死で説明しても、彼の不安は止まらなかったみたいで、
それ以降、私がストーリーを投稿するたびに、
「また男がいた」
「誰かといるときのほうが楽しそうだね」
って、毎回チェック&コメントの嵐。
最初は、「やきもち焼きでちょっと可愛いな」って思ってた。
好きな人が嫉妬してくれるのって、嬉しかったし。
でも、だんだんスマホ開くたびに心が重たくなっていった。
投稿する前に「これ、大丈夫かな…」って考えなきゃいけなくて、自由だったはずのSNSが、まるで彼に見張られてるみたいになってた。
それでも当時の私は、「彼が不安になるのもわかるし、私が気をつければいいだけだよね」って、自分に言い聞かせてた。
でも今思えば、それって恋愛じゃなくて「我慢」だったなって思う。
本当に好きな人との関係って、もっと安心できるもののはずやのに、「好きだから」って理由で、不安を飲み込んでばっかりだった。
あの頃の私は、
“彼の気持ちを守るために、自分の自由を削ること”が正しいと思ってたけど、そんな恋愛、今だったら絶対に選ばない。
だって、SNSを開くたびにビクビクしてたなんて、今思うと、ちょっと…悲しすぎるよね。
【嫉妬・束縛】高校生の恋愛エピソード4
男子と「踊ってみた」で、彼の機嫌が急降下。
仲良しの女子4人でTikTokの“踊ってみた”をやろうって話になって。
放課後の教室でちょっとだけ練習してたら、たまたま残ってたクラスの男子2人が「入れて〜」って軽いノリで参加してきたの。
みんな仲良いし、その場の空気もめっちゃ和やかで、
「せっかくやし一緒に撮っちゃお〜!」って、そのまま動画に残して投稿したんだよね。
キャプションには「青春のかたまり(笑)」みたいな、ほんとただのノリで書いただけだったのに…
その夜、彼氏から「なんで男と一緒に踊るの?」「正直、裏切られた気がする」ってLINEが来て、びっくりしてスマホ落としそうになった。
えっ、そんな深刻な話になる…?って最初は理解が追いつかなくて、
「いや、ほんとただのノリだったよ」って何回も説明したけど、
彼は「ノリで済ませられることじゃない」とか「動画って残るものじゃん、なんで投稿までしたの?」って、すごく傷ついた様子で…。
こっちにとっては軽い遊び感覚でも、彼にとっては“浮気の一歩手前”くらいに感じたみたいで、
その温度差がどうしても埋められなくて、話しながらだんだんこっちまで苦しくなってきた。
彼の気持ちを全部否定するつもりはなかったけど、
「楽しんだ自分」まで責められてるような気がして、正直モヤモヤがすごかった。
好きだからこそ不安になったり、嫉妬したりするのはわかる。
でも、それをぶつけられる側は、「ただ楽しかった記憶」すら曇ってしまうことがある。
このとき初めて、「好きな人がいる」って、自由に振る舞うことがこんなにも難しくなるんだって知ったんだよね。
数日後のことなんだけど。
投稿したTikTokはけっこう反響があって、クラスの子たちも「バズるかもやん!」って盛り上がってたんだけど、わたしの中では、彼とのギクシャクがずーっと心に引っかかってて。
その後、彼とちゃんと話す時間をつくって、改めて「どう思ったのか」「どうして傷ついたのか」を聞いたんだ。
そしたら彼がポツリと、「俺、自分に自信ないからさ。なんか…楽しそうなお前見て、俺じゃなくてもいいのかなって思ってしまった」って。
その言葉にちょっとだけ泣きそうになった。
なんだろう、ただ嫉妬しただけじゃなくて、“不安”とか“劣等感”があったんだなって、やっとわかって。
だからこそ、「ごめんね。楽しそうにしてたけど、それと好きな人が誰かっていうのは、全然別の話だよ」って、ちゃんと伝えた。
結果的に、その日をきっかけに、
お互い「こうされたらイヤだな」「こうしてくれたら嬉しいな」って話し合えるようになって、前より少しだけ信頼関係が深くなった気がした。
【嫉妬・束縛】高校生の恋愛エピソード5
見たくなかった帰り道。それが、束縛のはじまりだった。
高校1年の夏。部活帰り、いつものように校門を出たとき――
ふと目に入ったのは、付き合って間もない彼女が、クラスの男子と並んで楽しそうに歩いてる姿だった。
笑いながら、自然に隣を歩くその距離感。
別に手をつないでたわけでもないし、特別な雰囲気があったわけでもない。
…それでも、彼女が向けたその笑顔が自分にじゃなくて、”誰か他の男の子”に向いてたってだけで、心がざわざわして止まらなかった。
夜になって、LINEで「さっき◯◯と一緒に帰ってた?」って聞いた。
彼女は「たまたま帰る方向が同じだっただけだよ!」って、すぐに返してくれた。
たぶん、それは本当に偶然だったんだと思う。
でも、モヤモヤは消えなくて。
「俺のこと、本当に大切に思ってる?」って、つい重たくて、答えに困るような言葉を送ってしまった。
それからというもの、ちょっとでも彼女が他の男子と話してると気になって、またあのときのことを思い出して、何度も同じ話をぶり返してしまった。
彼女の「またその話?」っていう、ちょっと呆れたLINEを見るたびに、わかってるのに止められない自分に自己嫌悪してた。
ある日、「そのこと、何回も言われるの…正直つらい」って言われたとき、
やっと気づいたんだ。
あのとき信じられなかったのは、彼女じゃなくて、自分自身だったんだってことに。
自分に自信がなかった。
彼女の中で一番でいられる保証なんて、どこにもない気がして、だから疑って、試して、苦しめてしまったんだと思う。
恋愛って、”相手を信じること”ができなきゃ、本当の意味で続かない。
束縛して繋ぎ止めても、心までは縛れないって、今ならわかる。
彼女は、ちゃんと好きでいてくれてたのに。
…でも、気づいた時にはもう、彼女の気持ちは少しずつ離れてた。
ちゃんと信じてさえいれば、今も隣にいてくれたのかなって、ふと思う夜がある。
まとめ:不安も、嫉妬も、束縛も、全部が恋のかたち
高校生の恋愛って、ほんまにピュアで、でもめちゃくちゃ繊細やよね。
ちょっとしたLINEの返信、他のクラスの男子としゃべったこと、SNSのストーリー…
たったそれだけで「なんで?」って疑われたり、「もう無理」って言われたり。
でもそれって、好きやから、不安になって、怖くて、自分でも抑えきれん気持ちが溢れただけなんかもしれん。
若いときはこういう恋愛、経験はたくさんしといた方がいいとは思うけれども、
それが嫉妬、束縛っていう良くない方向に走ってしまうんじゃないかな…
今回紹介した体験談も、全部そんな“揺れ動く心”から生まれた恋のかたちやと思うんよ。
嫉妬も束縛も、うまく向き合えたら、きっともっと優しくなれる。
今、同じように悩んどる高校生がおったら、ちょっと立ち止まって、相手の気持ちと自分の心、どっちも大事にしてみてね。
それが、いつか振り返ったときに「青春やったなあ」って思える、あなただけの恋愛体験談になるはずやよ。
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